安易にフリーターになった人間の末路

かつて、「フリーターは憧れ」という世代があったらしい。

自由気まま、責任もあまり無い。仕事は入りたい時に入れば良い。

休みも取りやすい。

気楽で自由で…

 

待った!!!!

 

その考えでフリーターになるのはやめた方が良い。

本当に。

「なんだかんだ大丈夫でしょ?」

「世間体が悪いだけ。」

確かにフリーターになること自体は否定しません。私もその一人でしたし。

上記のような考えでフリーターになろうとしている人に警鐘を鳴らしているのです。

 

この記事を一回読んだ上で「でも大丈夫!」という人はどうぞなってください。

ただ、今から書くフリーターの現実に対して「少しでも嫌だな…」と感じる人は絶対にやめたほうが良いです。

かつてフリーターで月収30万近く稼いでいたもののフリーターをやめるに至った人間が語ります。(ちなみにフリーターをやめることも簡単ではありません。その理由は記事を読めば分かります。)

 

稼ぐためには長時間労働が必要

当たり前ですが時給で働くアルバイトは時間を対価としているので稼ぐためには時間が必要です。

裏を返せば自由は奪われるということです。

「え?フリーターって自由じゃないの?」

ええ。自由です。いつ休暇を取るかは。

あ、ちなみに制度的にはという話ですので実態がそうとは限りません。

ええ。私自身ありましたよ。

 

店長「○○やれる人がいないから今日、残ってくれない?」

私「(え?なんでそんなシフト組んだの、店長…)」

 

店長「○○が欠勤だから今日、残ってくれない?」

私「(私欠勤したことないのにーーーー!)」

 

こんなの日常茶飯事でしたよ。

でもね、これを甘んじて受けなきゃならないんです。

だって稼がなきゃいけないから。

稼ぐためには働かなきゃいけない。働いた分だけお金がもらえるもんね。

だから残業は喜んで受けなきゃいけない。

「はい。大丈夫ですよ。ハハハ…(渇いた笑い)」

複雑な思いを抱きながらも残業を断ることはありませんでした。

おかげさまで1日10時間、週6日勤務は当たり前でしたね。

月間労働時間が200時間を超えていました。

ちなみに普通のサラリーマンの1日の勤務時間を9時間、週5日勤務とすると、

8✕5✕4=160時間

その差、40時間

…おわかりいただけただろうか。

あ、ちなみに夜勤でした。

 

サラリーマン並に稼ぐためには日勤じゃ済まない!?

ごく一般的な一人暮らしの生活っていくらかかるんでしょう?

 

こちらのサイトでシミュレーションしてみました↓

http://seikatsuhi.com/hitorigurashi.html#1

 

ご覧の通り、テレビなしの借家で1ヶ月の生活費約15万円です。

しかもこれは交際費以外の娯楽費無しで計算しています。

私は一番稼いでいた時、手取り27万でした。

プログラミングを学ぶなど、能力開発にかけていた金額がかなりあったので。

これだけの金額を稼ぐのに、日勤ではとても時間が足りない…そう考え、効率的に稼げる夜勤アルバイトをしていました。昼夜逆転生活で昼間は勉強もしていたので、本当にしんどかったですね…。

 

給料からやたら色々と引かれる

フリーターの一番の盲点かもしれません。

ご存知の通り、年収103万を超えたら所得税がかかります。

これが結構高い。

更に、金保険料というものもあるのです。

私はバイト先が厚生年金に加入出来たので安い方でしたが、それでも所得税と合わせて月々4万は引かれてました。

時給1200円でしたのでざっと30時間分は給料から引かれてましたね…。

つまりそれだけ余計に働く必要があるということです。

稼ぐには働く時間を増やすしかありませんから。

 

「まあ、このままで良いか。」と結局フリーターから抜け出せない

これが一番の盲点かもしれません。

「いつでも辞められる。」

最初はそう思うんです。

今まで散々フリーターの欠点を話してきただけに、「嫌になって就職するだろ。」と思うでしょう。

でも、怖いのはそこじゃないんです。

「まあ、フリーターも悪くないな。」

と思ってしまうことなんです。

フリーターのままずるずると生きていくこと。

それが幸せなら良いんです。

でも、「後々就職するだろ」とか思って続けていて「やっぱりきついな…」と思った時にはもう遅い。

就職したくても出来なくなります。

なぜって?

「年齢が高い。」

「スキルがない。(バイトじゃスキルはつきません)」

「実績がない。(上に同じ)」

だからね。

新卒で就職した人だって年取ったら転職しづらくなる。

ましてやフリーターならなおさら。

30手前ならもう無理。

 

でも、あっという間。

大卒でフリーターならたった5年で27歳ですからね。

最初のうちは意外とフリーターの方が手取りが高かったりするんです。

だからとりあえず生きられちゃうのが問題。

年取ってから気付くんです。

 

「歴然とした年収の差」

 

30歳代サラリーマンの平均年収は380万円だそうです。

http://tabibitojin.com/office_salary/#i-3

フリーター時代の私の平均手取り25万円を基準にしても、

25✕12=300万円です。

その差80万円。

まあ、結構な金額ですよね。しかもこの差は年を追うごとに開く一方です。

その頃に就職活動始めても、

「30歳じゃね〜。」とエージェントに言われるのがオチですね。

 

フリーターの本当に怖いところ

散々書いてきましたが、あくまでこれは「現実」の話であって、フリーターをやめろ、と言ってるわけではありません。

ただ、私は皆さんに何も知らないままフリーターになってほしくなかったのです。

きちんと現実を受け止め、その覚悟を持った上でなってほしかったのです。

 

私自身、「夢の実現のため、生きるため。」と覚悟を決めて、約1年フリーター生活をしていたわけですから。

 

ですが、私自身、「このままでも良いかな…。」と思いかけた時期があります。

特に何かがあったわけでもなく、なんとなく生活できちゃうから、

「今のまま我慢していればいいかな…?」

と思うわけです。

 

でも気付きました。

「今、夢を諦めようとした…?」

いとも簡単に夢を諦めようとした自分に恐怖を覚えました。

「このままでは夢に近づかないのでは…?」

考えてみれば当然です。

1日の大部分の時間をバイトにとられるのです。

すなわち他のことを考える時間がないわけです。

だからこそ、私はフリーター生活をやめ、インターンや能力開発に注力し始めたのです。金銭的に苦しくなることは分かっていたけれども、「夢を諦めてしまうこと」の方がずっと怖かったから。

もちろん何が幸せかは人それぞれですけれどもね。

 

フリーターになるとかならないとか関係なく、自分の幸せは自分で選ぶという並々ならぬ覚悟を持って生きてほしいですね。